雅子さまの歌で振り返る、愛子さまのご成長

天皇家のご長女の敬宮愛子さまは、12月1日に20歳のお誕生日を迎え、成年皇族になられます。11月16日の閣議で、女性皇族最高位の勲章である「宝冠大綬章(ほうかんだいじゅしょう)」が授与されることが決まりましたが、コロナ禍を考慮し、祝宴や茶会などの祝賀行事は見送られました。

お誕生日当日は平日のため学習院大学の授業を優先し、成年行事は12月5日に行われることになりました。愛子さまは、午前に皇居・宮中三殿を参拝し、宮殿で天皇陛下による勲章の親授式に臨まれます。親授式では、昼の正装であるローブ・モンタントをお召しになり、午後には、夜の正装であるローブ・デコルテにお召し替えになり、天皇・皇后両陛下や上皇ご夫妻にご挨拶されます。ティアラは叔母の黒田清子さんからお借りになると発表されましたが、どのようなドレスをお召しになるのか楽しみですね。

雑誌協会代表撮影

今回は、皇后陛下雅子さまがお詠みになった歌から、愛子さまのご成長を振り返ってみましょう。

「十一年前吾子の生れたる師走の夜立待ち月はあかく照りたり」

12月の夜、ゆっくりと昇る明るい月を眺めながら、我が子が生まれた日に思いを巡らせる……。平成25年の歌会始で披講されたこの歌は、愛子内親王殿下がお生まれになった平成13年12月1日の夜の光景を懐かしくお思いになりながらお詠みになられたものです。

平成14年4月2日の記者会見で、愛子さまを出産されたときのお気持ちを、雅子さまは次のようにお答えになりました。

「本当に生まれてきてありがとうという気持ちで一杯になりました」

平成13年12月1日 、愛子さまご生誕 photo by gettyimages
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敬宮愛子さまの称号とお名前は、四書五経の中の『孟子』からとられました。

「愛人者人恒愛之、敬人者人恒敬之」
(人を愛する者は他人も常にその人を愛し、人を敬う者は他人も常にその人を敬う)

愛子さまのお名前には、人を愛すること、人を敬うことを大切になさっている両陛下のお考えが示されているのです。