2021.11.27
# サッカー

大久保、玉田、阿部…今季で「現役引退」を表明した3人が、サッカー界に遺したもの

レジェンドたちが抱いていたポリシー

3人の“日本代表レジェンド”が2021年限りでスパイクを脱ぐことになった。

11月11日に41歳、玉田圭司(J2V・ファーレン長崎)が、14日に40歳、阿部勇樹(J1浦和レッズ)が、そして19日に39歳、大久保嘉人(J1セレッソ大阪)が立て続けに現役引退を表明した。

Jリーガーとして日本代表として長年活躍してきた3人である。多くのフットボーラー、サッカーファン、サッカー関係者から愛され、リスペクトされてきたのも、彼らのプレーにポリシーがあったからではなかったか。三者三様の軌跡は、オリジナルの魅力として輝きを放ってきた。

ブラジル戦での大敗がきっかけ

玉田圭司は「楽」の人である。

V・ファーレン長崎の玉田圭司選手[Photo by gettyimages]
 

今なおサッカーファンの記憶に刻み込まれているのが、2006年のドイツワールドカップ、グループリーグ第3戦ブラジル戦での鮮やかなゴールだ。

前半34分だった。初先発した玉田は中田英寿から受け取ったパスを稲本潤一に渡して前へ。稲本からボールを受けた左サイドの三都主アレサンドロがドリブルで中へ向かう。その動きを見た玉田は巻誠一郎とスイッチするようにペナルティーエリア内のスペースに出てラストパスを呼び込み、左足でミートした強烈なシュートがニアハイを突き刺したのだ。

日本は2戦終わって1分け1敗。決勝トーナメント進出には前回王者相手に2点差以上での勝利が必要だった。

「勝っても点差のことがあるから、グループリーグ突破は絶望的だと見られていて……だったら、もう開き直ってやろう、と。ブラジルとワールドカップでやれるなんて、こんな機会ないじゃないかって」

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