大人になっても先生に相談できる

都市部の大手塾は、授業も宿題も多く、成績でクラス分けされ、競争が激しい。Dさんは、ほどよい緊張感の塾で勉強して、志望校選びも背伸びせず、行きたい学校に出会えた。

学校によっては、「自宅から学校まで、ドアトゥドアで90分以内」「親と同居」等の決まりがある。しかし志望校の条件はDさんがクリアできるものだったので、往復4時間かけて通学した。実際の学校生活は、通学は大変だったものの、価値のある6年間だったという。

「行きは朝6時ごろの電車に乗り、座れて寝ました。帰りは座れず、体がきつい日もありました。当時は、私が一番遠かったですね。6年間、通いとおしました。

もともと印象が抜群によかった学校で、通ってみると、本当に活気があり、先生も生徒思いのいい人たちです。私は先生に話しかけて、仲良くなるタイプでした」

行きは早朝ゆえに座れても、帰りは混雑した電車で座れないことが多かった(写真はイメージです) Photo by iStock
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中には、学校に合わなくて来なくなる生徒もいたそうだ。どの学校でも、人間関係や勉強・学費の面で、通えなくなるケースはある。Dさんにとっては、合う学校だった。

「私は家が遠かったこともあり、学校指定のバッグではなく、リュックで通学していました。先生に少し注意されるけれど、それ以上は怒られない自由さがありました。

スカートを短くしたり、制服を着くずしてもOK。私はブレザーにお気に入りのバッジをつけていて、それもちょっと注意されただけでした。

部活ではバンド活動をして、ライブにも出ました。解散して組み直しての繰り返しに、もういいかなと思って途中でやめましたが……」