志望校選び、先輩が輝いていた学校に

Dさんは、自分で決めて中学受験塾に通い、そこで友達もできて楽しかったという。

「塾は少人数で、先生とも仲が良く、とてもぜいたくな環境でした。勉強が辛かった記憶はないです。夏期や休み中の講習もありましたが、それほど多くはなく、普通に遊んだ日も。受験前の夏休みは、息抜きに家族で1泊2日の旅行もしました。さすがに、母の実家への帰省はしませんでしたが……。

地方だと、中学受験をする子は、同じ小学校で数人しかいません。周りのレベルが高くないと、モチベーションを保てないと思います。塾には、開成や御三家レベルの女子校を目指す子が、他の小学校から来ていました。

最初は、地元の中高一貫校もありかなと思いましたが、数が少なく、東京に行ってもいいよと言われて、母と志望校を探しました。いくつかの学校の文化祭や説明会に参加して、大学までの一貫校のほか、難関校も候補にありました。模試の成績が出てきて、進学した女子校を第一志望に決めました」

その女子校は、見学しただけで、魅力を感じたという。『二月の勝者』でも、「制服がかわいい」「私服通学で、個性を尊重してくれる」といった女子たちの志望動機が描かれる。コロナ禍で制限されているが、先輩にじかに会うことで、「頑張って、この学校に入りたい」というモチベーションになる。

先輩たちが楽しそうで魅力的というのは、「この学校に入りたい」という大きなモチベーションになる(写真はイメージです)Photo by iStock 
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「自分の中で、ダントツの1位でした。文化祭で先輩と話すと、すごく優しくて、活発でキラキラしていました。制服もおしゃれで。何とか、通うことができる立地でした。

1月には、埼玉の進学校と、地元の一貫校も受けました。入試が集中する2月1日に東京の第一志望校を受けて、合格がわかってディズニーランドに行って楽しみました」