2021.11.30
# 不動産 # 節約

マンション「リノベーション」の落とし穴…資産価値が下がってしまったケースの「実例」

針山 昌幸 プロフィール

以前、私がマンション売却の相談を受けたお部屋は、過去にリノベーションを実施したお部屋でした。その部屋の持ち主はとあるキャラクターが大好きな方で、壁紙や建具などは細部に至るまでそのキャラクターの世界観を意識して作られていました。

そのキャラクターは国民的な人気なのですが、実際に自宅までそのテイストにしたいという方は限定されます。結果として、そのマンションは売却まで相当な時間がかかり、売却金額も相場よりも低い価格にならざるを得ませんでした。

自分達の好みを反映させやすいのがリノベーションのメリットですが、あまりにも自分達の好みを反映させすぎると中古マンションとして売却する際に買い手が付かず、苦戦することになってしまうのです。

全体の広さのわりに部屋数が少ないリノベーションや、壁紙の色が特徴的すぎたり、ライフスタイルが限定されるようなリノベーションはそれだけ購入者のハードルを上げてしまう点に注意しましょう。

 

工事費と利便性を天秤にかける

「どんなリノベーションにしよう」と考えているときは、とても楽しいものです。和モダン、ブルックリン、西海岸、インダストリアルなどリノベーションには様々なスタイルがありますし、施工事例を雑誌やパンフレットで眺めるのは胸が躍る時間です。

しかしリノベーションは、それなりの金額がかかります。リノベーションの内容にもよりますが、相場として800万〜1600万円程度の金額が工事費としてかかります。

住宅購入には予算があります。リノベーションの内容だけを重視すると、どうしても購入する建物にかけられる金額は減っていきます。結果として、駅から遠かったり、郊外で家を探さざるを得ないケースがあります。

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