「1ドル=115円」は“円安大相場”の通過点…? 2022年「日本一人負け」相場がまだ続きそうなワケ

ドル円「115円」に達成感なし

東京市場休場となった11月24日の為替市場ではドル/円相場が2017年3月以来、4年8か月ぶりの115円台を突破した。

パウエルFRB議長再任報道が正常化路線継続への期待を後押しし、米金利とドルの相互連関的な上昇に繋がったとの解説が多い。

ドル/円相場に関して言えば、10月以降、115円台へのトライは2度(10月下旬・11月中旬)見られていたが、いずれも跳ね返されていた。そうした経緯により115円付近を前にしたドル売り・円買い意欲が相応に消化されていたことも今回の動きに繋がった可能性もある。

もっとも、こうした解説は後講釈に過ぎないだろう。

図表1 G7の名目実効為替相場
拡大画像表示
 

115円突破は重要な節目であるにせよ、年初来の名目実効為替相場(NEER)における「円一人負け」の構図を踏まえれば、「なるべくしてなった」ように思える(図表1)。

前回の本欄への寄稿『ドル円「ぬるま湯相場」から急変…? いまこそ「円安の大相場」を警戒すべきワケ』でも議論したように、円がG7におけるどの通貨よりも敬遠される状況が年初から続いている。

その背景に圧倒的に劣後する経済・金融情勢があることはもはや論を待たない。

関連記事

おすすめの記事