日本をダメにした「10人のヤバい政治家」ウラ話を、政界のキングメーカーが激白した…!

亀井静香、85歳。自民党で閣僚・政調会長を歴任し、平成期には政権の興亡を裏で握る「キングメーカー」として恐れられ、政界の裏の裏まで知り尽くした亀井氏が、政治家人生で出会った「悪人列伝」を語った。前編「あえていま、日本の「ヤバい政治家」10人の名前を明かす…!亀井静香がウラ話を激白」に引き続き、後編でもその詳細をみていこう。

死ぬのはアンタが先だ!

俺だって、昔は永田町では名の通った悪童だった。おかしいと思えば、先輩だろうが長老だろうがおかまいなしに噛みつく。たとえば竹下登さんのことは随分と困らせた。

昭和の終わりの竹下さんの勢いは凄まじかった。「中曽根裁定」で竹下さんが総理になり、その下で橋本龍太郎、小渕恵三、梶山静六、小沢ら「七奉行」が幅を利かせて自民党を牛耳っていた。竹下さんのところには、俺も何度も相談に行った。

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しかし、竹下さんは何かお願いすると「そうだわな、そうだわな」と頷くのに、後から約束を反故にして、ひっくり返してばかりなんだ。

俺は頭にきて、こう怒鳴ったことがある。

「竹下先生、あなたは大総理で俺はペーペーだから、政治家としては敵いっこない。しかし死ぬのはアンタが先だ! 命日に墓に行って、小便かけてやるから覚悟しろ!」

竹下さんは「勘弁してくれよ」と苦笑していた。毎度こんな調子でかわされるから、怒るほうがバカを見たもんだ。

昭和の自民党では、派閥同士が権力争いで日夜しのぎを削っていた。獰猛な虎がいれば、毒を持つ大蛇もいる。大物たちが食うか食われるかの勝負を繰り広げるさまは、まさに弱肉強食の野生動物のようだった。

一番驚いたのは、'80年に大平正芳総理の不信任案が出されたときの、中曽根康弘さんの行動だ。

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