2021.12.01
# ライフ

「ミシュランガイド東京2022」が、コロナ禍でも「実食調査」にこだわった理由

絶対に曲げないポリシーがあった

ミシュランガイドの「121年の伝統」

「三つ星レストラン」と聞くと、どういったレストランを思い描くであろうか。

多くの人は最上級のレストランを思い浮かべるはずだ。それは食通や美食家だけに限らないだろう。普段はファストフードやファミリーレストラン、ラーメン店や立ち飲み屋にしか訪れず、ファインダイニングとは無縁の人であったとしても、おそらく同じに違いない。

では、どうして、三つ星が最高のレストランをイメージさせるのか。

それは、レストランガイドブックのミシュランガイドが、最高のレストランを三つ星として評価しているからだ。

2021年12月3日に「ミシュランガイド東京2022」が刊行される予定で、多くの耳目を集めているところだが、その歴史は古い。

ミシュランガイドを発行する世界的なタイヤメーカーのミシュランタイヤは、1889年にフランスでアンドレ・ミシュランとエドワール・ミシュランの兄弟によって創設された。

1900年8月に、車の利用者がより遠くまで快適に楽しくドライブできるようにと、タイヤの使い方や修理方法からガソリンスタンドの場所、そして、休むための宿泊施設など、ドライバーにとって有用な情報をまとめた本を刊行。このガイドブックこそが「ミシュランガイド」の記念するべき創刊号となった。

 
1900年に刊行されたミシュランガイド創刊号(ミシュラン提供)
 

1904年にはベルギー版、1905年にはベルギー・ルクセンブルグ・オランダ版、1907年にはアルジェリア・チュニジア版、1908年には初めてとなる英語版を刊行するなど、フランスだけに留まらない。

SPONSORED