2021.11.24
# パンダ

こんな日もあります…動物園のパンダの「やる気の出ない時」が共感できると話題に!

水曜日のお嬢様(54)

ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。

愛くるしいタンタンですが、実は現在26歳。人間で言うとおよそ70歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

器用に座っています
 

お嬢様のやる気スイッチ

公式ツイッターにアップされた、ハズバンダリートレーニングでの1コマ。どうやらこの日は、やる気が出なかったようです。どうしても集中できないときもありますが、そんな時は、どうやってタンタンのやる気を引き出すのでしょうか。

こんな日もあります 神戸市立王子動物園公式ツイッターより

「いったんやる気オフの気分になってしまうと、オンになるまで時間がかかります。時間が解決することもあるので、僕らが待つしかないですね」と、飼育員の梅元良次さん。とはいえ、いつ出てくるかわからないやる気。そのままじっと待つしかないのでしょうか。

「やる気がないときはボーッとしている事が多いので、僕の場合は耳や鼻先をつついたりして、刺激を与えて気をそらすようにしますね」と、梅元さん。ちなみにタンタンは、耳を触られるのがあまり好きではないのだとか。

そうしてかまっていると、そのうち「しょうがないわね」といった感じで、トレーニングに取りかかることもあるのです。

やる気がないとき〜 神戸市立王子動物園公式ツイッターより

もう一人の飼育員 吉田憲一さんの場合は、気分転換にブラッシングをしてあげるのだそう。気持ちよくて余計にリラックスしてしまいそうですが、こうして意識を違う方向に持って行くと、急にやる気のスイッチが入ることがあるのです。

至福のブラッシングタイム 提供:神戸市立王子動物園

リンゴを与えて「トレーニングしたら、もっと食べられるよ」と誘うことも。こういうときは、口元に差し出されたリンゴを寝食いしながら、気が向いたら起きてきます。

それでもやる気が出ないときは、トレーニングはお休み。健診も中止して、日にちをずらして行います。「どんなときも無理強いはしません。あくまでタンタンのペースが優先です」と、梅元さん。休むときはしっかり休むお嬢様。見習いたいものです。

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