2021.11.24
# 保育園

34歳・妊婦の苦悩…出産前から始まっている「激しすぎる保活」の過酷な現実

失敗すれば、職場復帰も難しい
池守 りぜね プロフィール

本来ならば、本人の望まない形での部署異動は良くないことだが、その後沙也加さんは、妊娠7カ月の時に切迫早産になり入院したという。

「体調不良が続き検査したところ、切迫早産の危険がありそのまま入院することになりました。それでも仕事に行こうとしたら、医師や夫から『お腹の赤ちゃんが大事』ときつく叱られました。結局、入院は2週間。その間はずっと点滴をしたままで、最初はスマホの明かりもよくないと言われて使用NGでした。入院中は、ほとんどベッドの上から動けないような状態でしたね」

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この件があり、沙也加さんは通常よりも早めに産休を取ることにした。

「通勤中になにかあると怖いので、有給などを使い妊娠8カ月目から休みました。広報部の時は達成感もあり、やりがいを感じていたのですが、総務部では文具の発注や社員の退勤管理など、興味がない仕事ばかりでしたし。産休・育休を取っている間は派遣社員の人が代わりに業務を行うらしくて、戻ってもキャリアアップもできないのだろうなと思うと、憂うつになるんです」

子どもを持つママの働き方に関して、「マミートラック」という言葉がある。出産して母親になった女性が歩む「仕事と子育てを両立しつつも、昇進や昇格とは縁がないキャリア」を指す。

「大学を卒業してから10年以上同じ会社で働いてきて、自分がメインで行える業務も増えてきたのに、ここでキャリアが止まってしまうのも辛いなあと思うんです」

妊娠をきっかけに、希望のキャリアが描けなくなり、マミートラックに陥った沙也加さん。それでも職場に復帰するため、義母に育児のフォローを頼もうとしたら、思わぬ言葉が返ってきた…。詳しくは【後編】『34歳・妊婦が絶句した…出産前に義母から言われた「衝撃の一言」』でお伝えする。

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