2021.11.24
# 保育園

34歳・妊婦の苦悩…出産前から始まっている「激しすぎる保活」の過酷な現実

失敗すれば、職場復帰も難しい
池守 りぜね プロフィール

「働きながら子どもを希望していたママ友は、6月や7月出産を狙って妊活をしていたと言います。この前、見学に行った保育園では、月ごとの誕生日の子どもの名前が書いてあったのですが、やはり春や夏が多くて、2月は1人だったんです。本当に入園できるか不安になり、妊娠中から役所に通っています」

待機児童が多い保育園激戦区の役所では、相談を受け持つ窓口が順番を待つ保護者で溢れかえっている。

「役所は保活の相談に来ているママたちでいっぱいなんです。偶然、知り合いのママ友と会ったりもしますが、みんな入れなかったらどうすればいいのかわからず、必死でした。

中には職員に『入れなかったらどうしてくれるんですか』と詰め寄る人や、旦那さんも同席して家族全員で『入れないと困る!』と訴えている人もいました。妊娠中で役所に行くのは気が進まないのですが、そういうことは言っていられない雰囲気でしたね」

Photo by iStock
 

しかし役所に行った沙也加さんは、担当者から「育休を延長し、再来年に子どもが1歳を過ぎてから入園することは検討できないのか」と言われたという。

「実際に赤ちゃんが産まれてしまうと、可愛くて離れるのが嫌になったという話を、ママ友から聞きました。でもみんな『0歳児入園を逃すと、待機児童になってしまう』と口を揃えて言うんです。仮に待機児童は免れたとしても、もし保育料が高い無認可保育所に預けることになったら、時短勤務の給与がほとんど残らないんですよね」

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