ジュクコという名前の人気ブロガーであり、予約が取りづらい東大卒プロ家庭教師の長谷川智也さんが『中学受験 自走モードにするために親ができること』(講談社)という本を上梓し、話題となっている。

本書は年々加熱 している中学受験に関して2500を超える家庭を実際に見てきた著者が、「どう“戦えば”わが子を希望の学校へ合格させられるか」「そもそも中学受験するべきなのか」などへのヒントを凝縮させたもの。今まさに受験に向かっている家庭、これから考えたい家庭には大きな救いになりうる一冊だ。
刊行を記念して、本書より数回に分けて、中学受験に必要な家庭でのポイントやコツを一部抜粋・改編して掲載していく。
第3回は「我が子を伸ばす学校の見つけ方」について。中学受験をすることにしたとして、本当に我が子に合う学校はどこなのか、選ぶ際のヒントにしてほしい。

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わが子を伸ばす学校を見つけるには?

先日、「息子には頑張ってもらって、偏差値50以上の学校には行ってもらわないと!」と話していたお父さんがいました。偏差値は、学校を選ぶ時の参考にはなりますが、それだけに頼るのは、とてももったいない気がしますし、危険です

今や私立中学や公立中高一貫校は群雄割拠。偏差値40台以下でも、経営努力をして熱意があり、「おお! これは生徒も学校も成長していくであろうな」と十分予想される学校もあるからです。
逆に、広告宣伝上手のため、中身より、だいぶ評判と人気が上回ってしまった学校もちらほら。偏差値が高くても、人気にあぐらをかいた態度が散見され「危ないな」と思っていたら、あっという間に落ち目となった学校もあります(校名はここでは明かしませんが)。

偏差値だけで選び、せっかく合格してお金を払ってもその子に合わずに学校に行かなくなってしまう例もある Photo by iStock

かつて中学受験を経験した親御さんなどは、自分の母校や、かつて受けた学校の凋落ぶりにがっかり……というのも、よく聞く話です。
20年越しの「進学校オタク」としてはウオッチングに飽きることはなく、大変興味深いのですが、受験生親子は先入観にとらわれず、学校をよく見比べる必要があります。