DVは治らない、加害者は反省しないは本当か

「おかしいよ」「あなたは間違っている」と、妻に言われたことがあります。
でも私には、正直、自分がDVをしているという感覚はありませんでした。
喧嘩をしているのだから、妻もやり返せばいい。そう思っていました−。

こう語るのは、アラフォー男性の池田光一さん(39歳・仮名)。DVが原因で妻子と別居することになり、自分の間違いに気づいた時にはもう妻の心は離れてしまっていた。別居を経て離婚に至り、今はDVをやめたいと思っている人のためのDV加害者プログラムに参加し、後悔と葛藤の中で内省を繰り返す日々を送っている。広い意味で言えば、人を助ける仕事をしているという。

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DVは力で相手を支配しようとする関係性と言われる。愛する女性に暴言を吐いたり、殴っている間、加害者は何を感じているのか。「DVは治らない」「DV加害者は反省などしない」とも言われるが、それは本当なのだろうか。

DV加害者が、自分の気持ちを語ることは、そう多くはない。今回、池田さんは、DV加害者として自分が感じていたことやDVの背景にあるものについて、一つひとつ言葉を絞り出すように語った。その全てを3回にわたりお伝えしたい。

今は離婚し、DV加害者プログラムに参加。後悔と葛藤の日々を過ごしているという。photo/iStock
※文中にはDVの具体的なシーンが出てきます。DV被害に遭われた方やフラッシュバックの可能性がある方はお気をつけください