【スナック千代子へいらっしゃい #34 若い娘だから許されることがある】

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、子どもが言うとかわいいけれど、大人が言うと嫌味にしか聞こえないことについてです(漫画は次ページに掲載)。

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“夫婦の教科書”で見たやつだ!

食卓に箸を出し忘れたら、「手で食べろってこと?」と配偶者から嫌味を言われた、という話はパターンを変えてちらほらと耳に入ってくる。それくらい有名なテーマではあるけれど、正直盛ってるでしょ? なんて思っていました。だってちょっと……意地悪すぎませんか? どんな生き方してきたら人に対してそんな物言いができるんだ。

しかし、過去にこのテーマのイラストをSNSに投稿したところ、「自分も同じことを言われたことがある」というコメントが多数寄せられ、この世界の厳しさを感じました。

そして、その言葉がまさか自分に向けられる日が来るなんて、思ってもみませんでした。ある晩、食卓についた娘が珍しく食事に手をつけようとしないので不思議に思っていたら、言ったのです。

「ねえ、今日はおててで食べるの?」

見れば、うっかり箸を出し忘れていた。あ! これ教科書で見たやつだ! 状態です。

「おててで食べていいの!?」

キラキラとした目で更に訴えてくる娘。ああ、もういっそのことおててで食べさせてあげたいくらいかわいい。

その様子を見ていた息子が呆れながら箸を出してくれ、滞りなく夕食は進みましたが、改めて思い返してみても、やっぱりこれは大人が言っちゃダメだなと思いました。

蛇足ですが、息子と一緒にアフリカンイベントに参加してザンビア料理をいただいた際、生まれて初めて「手を使って食べる」体験をしたのですが、プリミティブな感覚が刺激されてすごくテンションが上がりました。これは時々やってみたい行為です。