離婚を切り出す「タイミング」を間違えた…! 50代妻が青ざめた「熟年離婚の大誤算」

筆者は離婚事件を多く取り扱っていますが、その中でも近年特に増えているのが定年間際の離婚に関する相談です。

最近の熟年離婚にはどのような特徴があるのでしょうか。前編では、生活費をめぐって喧嘩が絶えなくなったA子さん夫婦の事例を紹介しました。後編となる本稿では、夫からモラハラを受け続けていたB子さんの事例について、離婚に詳しい堀井亜生弁護士が解説します。

【前編】55歳で「役職定年」を迎えた“酒乱夫”とついに離婚…のはずが、50代妻を襲った「まさかの悲劇」

[PHOTO]iStock
 

夫の定年を待って離婚するつもりだったB子さん

また、B子さんは夫から罵倒されるなどのモラハラを受け続けていて、夫が退職したら退職金を半分もらって離婚しようと考えて長年我慢していました。

夫が退職したのでB子さんは離婚を切り出し、財産分与として退職金を半分分けてほしいと言ったところ、夫から「退職金はFXに投資してほとんど残っていない」と言われてしまいました。夫は老後の資産を増やそうと投資に手を出したのです

困ったB子さんは弁護士に相談に行きましたが、「退職金を分けてもらう権利はあるが、使ってしまった夫から現実的に取り立てられる見込みは少ない」と言われました。

弁護士からは、夫が退職する前に相談に来ていたら、防ぐことができたかもしれないとも言われました。

関連記事

おすすめの記事