人のことはなるべく好きになりたい

そんなHYDEさんだから、ストレートに好き好き光線を放つ人には滅法弱い。

「素直に慕ってくれる人が好きですね。好き好き光線を出されると素直に嬉しいし『可愛いな』と思う。ただ、そうじゃない人のことは誘いにくいから、(BREAKERZの)DAIGOとか慕ってくれる後輩との絆ばかりが深まっていって……(笑)。とにかく、年齢とかキャリアを盾にして威張るタイプの人は苦手ですね。

前にある後輩から、『HYDEさんって僕に優しいですね』って言われて、『なんで? 普通じゃん』って答えたときに、『僕は、後輩には偉そうなんです』って告白(?)されて。そんな人いるんだとビックリして、『そりゃあダメだよ。今はよくても、いつか離れていくよ』って忠告したことがあるんです。そうしたら、しばらくして彼から、『後輩にも優しくするようになりました。HYDEさんのお陰です』と報告を受けた。

そんなに僕は人を見る目はないと思います。ただ、なるべく自分の意思で人のことは好きでありたい。たまに友達から、『あいつには気をつけた方がいいよ』みたいなことを言われたりすることもあるけど、そういうときは、ちょっと観察して、『いや、俺は好き』って思うこともあれば『確かにダメだね』となる時もある。周りの評判も一応参考にしつつ、付き合うか付き合わないかは自分で判断して決めます」

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HYDEさんの「人のことはなるべく好きになりたいと思うし、適度に信用もするけれど、過度な期待はしない」という距離感。それは人と人の関係だけでなく、自分と人生の関係、アーティストとファンの関係などに置き換えることもできる。何かに期待しすぎないことこそが、自分自身を発掘するためのきっかけになり、人に対する優しさにつながるのだ。

「歌うことは天職だと思ってるし、ずっと続けるつもりだけど、人生、どこで何があるかわからない。だから、一生歌い続けますとは簡単に宣言できないですよね。みんなが期待してくれるのは有難いし、まだまだ、やりたいことはたくさんあるけど。そこは、最終的には僕の人生なので」

それこそが、一瞬一瞬確実に、自分の人生を生きている人の言葉である。

HYDE
L'Arc-en-Ciel、VAMPSのボーカリスト。2001年からソロ活動をスタートし、日本のみならずワールドワイドに活動している。ツアーの一環でアメリカ・Madison Square Gardenや東京・国立競技場などで単独ライブを行い成功を収めている。2021年5月に、コロナ禍の中で行われたアコースティックツアー「HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE」の模様を収録した映像作品を発表した。6月よりソロ1stアルバム「ROENTGEN」を再現するツアー「20th Orchestra Tour HYDE ROENTGEN 2021」を開催した。ツアーに合わせて先行配信した「NOSTALGIC」を10月6日にシングルCDとしてリリース。11月24日にはニューシングル「FINAL PIECE」を発売。
FINAL PIECE
前作「NOSTALGIC」から続く「静」の世界観を表現する第二弾シングル。壮大なオーケストラが奏でる音色にHYDEのロマンチックな歌声が印象的なバラードにして、HYDE初の“ウエディングソング”。カップリングには、全国ツアーで披露されていたglobe「DEPERTURES」のカバーを、オーケストラバージョンとして新録。11月24日(水)発売(ヴァージンミュージック)
出典/youtube HYDE - 「FINAL PIECE」 MUSIC VIDEO