問題を抱えたときは「変化のチャンス」

またも金言が飛び出した。曲作りで制約があることを逆手に取るように、生き方においても問題を抱えたときに、「変化のチャンス」と捉える。自分の内面を掘り下げていくアーティストでありながら、物事を俯瞰で捉えるプロデューサーの視点を持っているHYDEさんならではの発言には、溜飲が下がることばかりだ。そこで、多くの読者が抱える悩みである、「好きだった人に裏切られた」「信じていたのに騙された」に対するアドバイスをもらうことにした。

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「『騙された!』とか『裏切られた!』とか言って、元カレに対して怒っている女の子って、本当に騙されているんですかね? 誤解を恐れずに言えば、『前はこんなに好きだって言ってくれたのに、今は……』とあなたが嘆くその原因は、『あなたが変わってしまって相手の心が離れただけかもしれないよ』って。あと相手を信用しすぎたのかもれない。人の心は変わるもの。人と人の関係がこじれるときって、どちらかが完璧な被害者で、もう片方が加害者っていうものでは、僕はないような気がするんです。もちろん、最初から騙そうとして近づく人もいるだろうから、全部が全部そうとは言わないですけど」

2021年6月25日中野サンプラザにて 撮影/岡田貴之

「FINAL PIECE」とは、つまりあくまでも自分の中にある確信。相手のことを最後のピースだと思うのは自分であり、そう思えた今があることに感謝するべき。「思ってたのに、違った」と嘆いていても、その先の人生は豊かにはならない。常に「自分ができることは何か」を考えて、いついかなるときも「人と人は対等」であることを実感しているHYDEさんだからこそ、たくさんの人に慕われているのだろう。