「一汁一菜」という
食の知恵を受け継ぐ

日本古来の食文化である和食の基本は「一汁三菜」と言われています。つまり、ご飯と味噌汁と3つのおかずがあれば、和食は成立するという意味です。でもこれは後からの話で、基本は「一汁一菜」だった。この時の一菜は室町時代から、香の物=漬物と決まっていて、ご飯と味噌汁と漬物が一品あれば、食事が成立する、本当に質素な民族だったんですね。この「一汁一菜」のなかには漬物と味噌、2つの発酵食品が入っています。もっと発酵食品を食べることも考えたほうがいいでしょう。

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日本人はもう少し、昔の人たちが作ってくれた食の知恵を生かして、ある意味で保守的な食生活を取り戻すのがいいのではないでしょうか。朝はご飯に納豆と味噌汁、昼と夜は冷奴を加えて、鰹節をかけてお醬油で食べるとかね。いつも豪華なごちそうばかりでなく、そういう質素な食事もたまにはいいのかなと感じますね。

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こうして食を知るということは、子どもたちのための学習ではないんです。大人が食を学ばないから、子どもたちにいい加減な食事をさせてしまう。これからでも遅くはないから、何を食べさせたら一番いいのかということを、独学でもいいから学ぶこと。そうすると、子どもたちも幸せに育っていくと思いますよ。

おいしい食べ物というのは幸せの原点にあって、周辺にある様々な問題を解決できる方法でもあるのです。


●情報は、『FRaU SDGs MOOK FOOD「おいしい」の未来。』発売時点のものです。
Illustration:Yosuke Yamaguchi Text:Asuka Ochi Edit:Chizuru Atsuta

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