「PCR陽性」でも在日米軍は「隔離ナシ」…水際対策のとんでもない“抜け穴”

今回で、なんと3度目だ
半田 滋 プロフィール

裏口から自由に出入りできてしまう

そして、また愚行は繰り返された。

今回の場合、先の2例と違ってPCR検査で陽性が判明しているにもかかわらず、行動の自由を許している点が大問題だ。考えたくはないが、日本という国自体が米兵らに軽く見られているのではないだろか。

日米地位協定第9条2項には「合衆国軍隊の構成員は、旅券及び査証に関する日本国の法令の適用から除外される」とあり、米兵は入国に関わる一切の手続きを免除されている。軍用機や軍艦で米軍基地に直接入る場合は完全にフリーパスで、民間空港を利用する場合には、身分証明書と命令書を提示するだけで済む。

入国管理を受けないのだから、政府は在日米軍の兵員数を正確に把握できていないことになる。外務省のホームページには「在日米軍人数(2019年9月末)5万5227人」とあるが、情けないことに「米国防省HP掲載資料より」と書かれている。

外務省が公表している在日米軍の兵員数。「(注)米国防総省HP掲載資料より」とある(外務省のホームページより)
 

日米両政府が合意した日米地位協定合意議事録には「日本国政府は、両政府間で合意される手続に従って、入国者及び出国者の数及び種別につき定期的に通報を受ける」とあるが、空文化している。

米国は新型コロナの感染者数、死者数とも世界一だ。日本政府は米国からの入国拒否を続けているが、米兵はノーチェックで入国する。玄関は閉めても、裏口から自由に出入りしているのと同じことだ。

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