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どう見ても「普通のおじさん」の飯尾和樹が令和の今、“テレビ無双”のワケ

時代がついに追いついた?

『金スマ』で1時間まるごと飯尾和樹

昨春の視聴率調査リニューアル以降、民放各局が「コア層」と呼ばれる13~49歳がターゲットの番組制作を進めるようになった。すると必然的に出演者たちの若返りも進み、50代以上のタレントは厳しい立場になっている。

そんな中、業界内で「何でも任せられる」「今最も使い勝手がいい」と言われているのが、今年芸能生活30周年のベテランであり、12月22日で53歳になる飯尾和樹。先日、ある民放バラエティのプロデューサーと会話していたとき、「今の飯尾さんはテレビ無双状態じゃないか」という言葉を聞いたくらいだ。

著書の〈【日めくり】まいにち、飯尾さん〉/時事通信社

実際、26日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、1時間まるごと飯尾がフィーチャーされるというから、“時の人”という扱いなのだろう。

ここ一週間程度の主な出演番組を見ても、18日の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では「意外とゴルフやってる芸人」としてエピソードトーク、19日の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)では「日本全国変わり種まんを現地調査 ぱっくりNo.1」のグルメロケ、19日の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)では数々のムチャ振りにアドリブで応戦、20日の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)では後輩芸人のサポートトーク、21日の『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京系)ではゲーム対決と、さまざまな役割を果たしている。

さらにレギュラー出演中の『ノンストップ』(フジテレビ系)では「ワリカツ!」という料理コーナーを1人で担い、『パパジャニWEST』(TBS系)ではナレーション、『ピタゴラスイッチ』(NHK Eテレ)では声優を担当。若手芸人に混じってネタ番組やクイズ番組への出演も難なくこなし、地方局ではMCを務め、中高年層向けのゆったりとしたBSの番組にもスッとハマる。

俳優としてのドラマ出演も、『DOCTORS~最強の名医~ 2021 新年スペシャル』(テレビ朝日系)、『明治ドラマスペシャル ずんずん!』(テレビ朝日系)、『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、『孤独のグルメ』(テレビ東京系)と今年だけで4作に出演した。

 

CM出演も多く、なかでも現在ヘビロテされているのが、明治プロビオヨーグルトR-1。さだまさし、林遣都らと出演しているのだが、明治のCMは昨年『TANPACT』で田中みな実と夫婦役を演じたばかりであり、どれだけ飯尾が気に入られているかがわかるだろう。

その他も今年だけで、『BOAT RACE振興会』『花王 ハミング消臭実感』『ベルーナ』『マクドナルド チキンマックナゲット』のCMに出演している。

あらゆるジャンルや時間帯の番組にさまざまなポジションで出演しているのだから、前述したプロデューサーの「テレビ無双状態」という言葉は正しいのだろう。

しかし、どう見ても50代のおじさんで、自他ともに「地味」「透明人間」と言うほど華がない飯尾和樹は、なぜテレビ無双状態にまで登り詰めることができたのか。

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