ヘルパーさんと日常を過ごしているのです

今は1対1で移乗をしているわけですから、小柄な女性ヘルパーの方は56キロの私を持ち上げなくてはならないわけです。スライドさせたりとか最終的には吊るしてしまうなどの方法がたくさんあることを承知の上で、現在の「津久井の体幹トレーニングに付き合う方法」でやっていただいています。ですから引継ぎなどにも時間がかかるのです。

これを引き継いで出来るようになってもらえると、決まった時間ではなくいつでもベッドと椅子の間を行き来できるようになるのです。ベッド上での排便のタイミングなどに関しても自由度が上がって、私としてはものすごく助かるのでした。重度訪問介護で24時間ヘルパーさんに入っていただくことは、自分の時間で生活する基盤を支えてくれることになるのでした。

今のところ順調に24時間体制が進んでいる状況です。私のところには学生ヘルパーの皆さんもたくさんいらしてくれています。経験豊富なヘルパーの皆さんも引継ぎを頑張ってくださっています。学生ヘルパーさんは卒業するまでのお付き合いになるのですが、真摯な気持ちで介護の方法を習得して、全力で私を持ち上げてくれて移乗をしてくれます。

24時間介護と書いていますが、その向こう側には365日という言葉があるのです。色々なイベント日があります、近いのはクリスマスとお正月でしょうか。12月31日から1月1日朝までの夜勤もヘルパーさんが我が家にいらっしゃるという事です。なかなかの人手不足であると事業所だけでなくSNSでも公表されています。だって、お正月は家族といたいという感情はあると思いますから。でも現在は色々な職種で年末年始を返上してシフトを組んでいるところも多いのです。本当に頭が下がります。

重度訪問介護24時間体制の下、我が家のハロウィンではリーダーのAOIさんを始めとしていらしてくれたヘルパーさんと、コスプレを楽しませていただきました。いらしてくださるヘルパーさんは軽やかに私の介護をするだけでなく、トイレやお風呂などの色々なお掃除・洗濯・食事介助・ゴミ捨てなども含めた多くの生活介助をしてくれています。

N屋のヘルパーさんのリーダーAOIさん。ハロウィンもノリノリで付き合ってくれました! 写真提供/津久井教生
学生ヘルパーさんのNさんとUさんもハロウィンに付き合ってくれました 写真提供/津久井教生
津久井さんもハロウィン3変化…写真提供/津久井教生

たくさんの家族が出来たような感じに、私の意識もなってきています。ですからそれを維持するためにも皆さんに「私の体幹トレーニングが基盤の移乗」に付き合ってもらって進行を遅らせているのです。この移乗をやれる日数を伸ばしていければと思っています。

ヘルパーさんたちは、妻の雅子さんと当初試行錯誤ではじめた介護のやりかたを尊重しつつ、状況に応じて改善・進化させ続けています。もはやみなが家族のようになっています 写真提供/津久井教生

【ALSと生きる 次回は12月4日(土)公開予定です】

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最強助っ人「まかニャン」とリハビリに励む津久井さんの姿が見られる2021年11月5日公開の動画はこちら↓