「あとは何がありましたか?」

「あとは、そうですねえ……、私が普段使っているものならスッと出るんですけど、馴染みがないものはねえ、言えと言われてもねえ」

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「確かに。身近なものもありましたよ。切ったりする時に使うようなもの、入ってませんでした?」

「あー! 包丁!」

「惜しい、包丁も確かに切れますね、台所から離れてみましょうか。あと普段何を切りますか?」

「最近庭の木切りました、庭狭いのに木ばっかり大きくなって、だから枝を切ります、ノコギリ!……違います? あー! はい! 高枝切りバサミ!」

「うーん、それを箱に入るサイズにすると?」

「……普通のハサミ?」

「正解です!」

いつからクイズになった。
私は何を見せられているのか。
記憶力関係ないではないか。

先生の優しい誘導により残りを消化し「ほぼ全部正解です、念のためCTも撮っておきましょう」となった。

箱に入らない Photo by iStock