新型コロナは、これから感染しても「死なない病気」と言える、これだけの理由

もうマスクもいらない

減少傾向にある新型コロナの日本の感染者数。それに追い風となるのが、現在米国メルク社が開発中の「モルヌピラビル」だ。これにより、世界中のコロナ対策は転換点を迎える確率が高いことを前編の「新型コロナ、ここにきて「マスクなしの生活」の可能性が見えてきた…!」でお伝えした。後編では、さらにその具体的な根拠を記す。

どんな意味があるのか

世間の風当たりが強くなるのを恐れて、専門家たちは本音を言えないでいる。しかし、この飲み薬が普及する来年3月にはマスクを外せるようになる可能性が十分にある。

日本においても、富士フイルム富山化学や中外製薬、興和などが重症化リスクを防ぐ飲み薬の開発を進めている。その中でも、専門家の間で注目を集めるのが塩野義製薬の「S−217622」だ。「モルヌピラビル」と同様に軽症・中等症患者のための薬で、塩野義製薬は、年内の承認申請を予定しているという。

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「『モルヌピラビル』は、もともとインフルエンザの治療薬をコロナでも効くように開発されたものです。一方、『S−217622』はコロナを治療するために一から作られた薬です。高い効果を発揮する治療薬になるでしょう」(浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫氏)

塩野義製薬の手代木功社長は、「S−217622」について「来年3月までに最低100万人分を用意したい」と今年度内の供給開始を目指すことを発表した。つまり、来年3月には、二つの飲み薬が薬局で処方されるようになるのだ。

すでにコロナ患者に使われてきた治療法にも、新たな動きが広がっている。たとえば、軽症・中等症患者に対して2種類の薬を同時に投与する「抗体カクテル療法」だ。

注射や点滴によって投与されるため、これまでコロナ患者は通院か入院をしなければ治療を受けることができなかった。それが、9月からは自宅療養者も往診で「抗体カクテル療法」を行えるようになり始めている。

11月4日には、「抗体カクテル療法」が予防薬として投与されることが了承された。ワクチンのように、感染も防げるようになったのだ。

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