2021.12.10
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理想は「三河屋のサブちゃん」…?カクヤスの「ピンチに強い」経営哲学

「冷蔵庫の隣まで運ぶ」ことが生む信頼

提供:株式会社カクヤスグループ

「なんでも酒やカクヤス」を中心とした酒小売店や宅配拠点を約240店舗を展開する株式会社カクヤスグループは、今年11月に創業100周年を迎えた。東京都北区で産声を上げた「街の酒屋」は、「23区内どこでも、最短1時間で、1本から、無料で」の配達を実現し、業界のモデルを一変させるまでに成長した。
新型コロナウイルスによって飲食業界が受けたダメージ、「酒離れ」が囁かれる時代の成長戦略、そしてアルコールを扱う企業としての責任…。なおも新たなビジネスチャンスを模索する老舗の「これから」について、3代目社長の佐藤順一氏に話を聞いた。

1993年に3代目代表取締役社長に就いた佐藤順一氏
カクヤス100周年記念サイトはこちら

「ピンクの看板」になったワケ

──カクヤスグループは今年で100周年を迎えました。酒の販売業で創業から100年続く例は少ない気がします。

佐藤:元々は私の祖父が、新潟から東京に出てきて、酒屋を始めたのが最初です。ただ、祖父の印象は茶の間でお茶を飲んでいるか芸者遊びに出かけていたことくらいですね。

父の代になり、店頭販売ではなく業務用と呼ばれる飲食店に「外売り」を始めたのがこの頃。初代が芸者遊びなら二代目は銀座遊びが大好きでしたが、趣味と実益を兼ねてそこでかなり契約も取ってきていたようです。

──「カクヤス」という名前は低価格で酒を販売するビジネスモデルを的確に表しています。この社名は創業当時からですか。

佐藤:「格別に安い」から「カクヤス」と思われがちですが、初代の名前が安蔵で「ヤス」はここから取ったもの。「カク」は升の四角を現しています。なぜカタカナにしたのかは不明ですが、100年前の当時に社名をカタカナにしたのは洒落ていたのではと思います。いい名前だと自社ながら思っているんです。

──なんでも酒やカクヤスは東京を中心に130店以上を展開しており、街の至る所でピンクの看板を目にします。とても目立つものの、従来の酒屋のイメージとはかなり違いますね。

佐藤:バブルの頃、世の中全体が大変な人手不足になりました。特に酒の配送など、だれもなり手がいない。300万円かけて募集広告を打っても電話一本鳴らなかったこともあります。

人手不足になると社内の雰囲気は暗くなります。そんな時、配送車両の入れ替えがあり「何か明るい色はないのか。例えばピンクとか」と軽い気持ちで言ってみたら、届いたのが本当にピンクだった。驚きましたが、お客様の評判は上々で以来、配送車両はすべてピンクになり、今ではコーポレートカラーもピンクになっています。

ピンクが印象的なカクヤスの配送車両
トラックも同じようにピンクに彩られている