火葬した子供と“しりとり”をしたら…火葬場職員が心底震えた衝撃体験

「火葬場で働く僕の日常」無料公開
下駄華緒 プロフィール

(ああ…あの子だな)と思った

炉裏の両端には大きな重い鉄扉があった。その一方のカギを閉め、もう片方の扉に向かって歩いていた時、「ガチャーン」と、後ろから今閉めたはずの鉄扉が開く音がしたという。

下駄さんはあわてて戻って確かめてみたが、鉄扉のカギはちゃんと閉まっていた。その時、下駄さんはなぜだか当然のように(ああ…あの子だな)と思ったのだそうだ。

「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」より

しかし、どうすることもできない。下駄さんは「ごめんよ…お兄ちゃんはもう帰るよ」とつぶやき帰路に就いた。

その夜、下駄さんが眠りにつくと、不思議なことが起こった。「僕には霊感などないのですが、その時はっきりとその存在を感じたのです」と下駄さんは振り返る。

 

下駄さんは突如金縛りに襲われ、目を開けると小さな男の子が目の前に立っていた。しかし恐怖は感じなかったという。その子供は「おにいちゃん、あそぼう」と話しかけてくる。身体は動かないがしゃべることはできた下駄さんは、「しりとりでもする? じゃあ…しりとりの『り』」と返した。

「りんご」
「ゴール」
「ルビィ」
「いす」
「スイカ」
「かがみ」
「ミニトマト」

しりとりを続けているうちに、下駄さんは「あること」に気が付く。

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