2021.11.18
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日本ハムが「リバプールFC」と組んだワケ…スポーツを「上手に活用する」ための慧眼とは

前回の記事(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/87209)では、スタンダードチャータード銀行がリバプールFCの公式スポンサーになることで、世界的知名度や社会的信頼の獲得、そしてブランド戦略にも成功したという事例を紹介した。

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ただ、こういった成功事例は遠く離れた国の話というわけではない。リバプールFCでいうと、日本では2019年に日本ハムが、2021年に講談社が同クラブとのパートナーシップ締結を公表し、海外での事業展開などにおいてスポーツの力を活用しようとしている。

今回はその中で日本ハムのパートナーシップ戦略に迫り、成功のファクターを探っていく。

パートナーシップの背景にあった“事情”

日本人なら誰もがご存知の日本ハム。

主力商品の「シャウエッセン」や「チキチキボーン」は皆さんもきっと一度は食べたことがあるだろうし、スポーツファンならその社名を聞いて北海道日本ハムファイターズを思い浮かべることだろう。それだけ日本人にとって身近な存在の同社は、2019年4月にリバプールFCとのパートナーシップを発表した。

そのパートナーシップの背景には二つの“事情”があった。一つ目は、日本ハム側の事情だ。

同社は日本での知名度は抜群だが、海外展開するブランド「NHフーズ」の知名度はイマイチ。2011年にベトナム、2016年にはマレーシアにも工場を設立したが、海外市場(おもに東南アジア諸国など)の売上比率は伸び悩んでいた。

ASEAN地域でNHフーズの知名度を上げ、ブランドの信頼を勝ち取り売上を伸ばすこと。これが、日本ハムが抱えていた課題だった。

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