ジュクコという名前の人気ブロガーであり、予約が取りづらい東大卒プロ家庭教師の長谷川智也さんが『中学受験 自走モードにするために親ができること』(講談社)という本を上梓し、話題となっている。

本書は年々加熱 している中学受験に関して2500を超える家庭を実際に見てきた著者が、「どう“戦えば”わが子を希望の学校へ合格させられるか」「そもそも中学受験するべきなのか」などへのヒントを凝縮させたもの。今まさに受験に向かっている家庭、これから考えたい家庭には大きな救いになりうる一冊だ。

刊行を記念して、本書より数回に分けて、中学受験に必要な家庭でのポイントやコツを一部抜粋・改編して掲載していく。第2回は「進学塾を選ぶ際に気をつけたいポイント」について。いざ進学塾を探すとなった時や、通っている塾がわが子に合っていないかも…というのは悩みがちなテーマだ。

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塾も学校も「評判がいいから」で選ぶと落とし穴に

「あそこの塾、評判がいいよね」「○○勉強法、評判がいいらしい」「○○中学、評判がいいって」などなど、「評判がいい」は、中学受験の親御さんを惑わす、なかなかのパワーワード。「我が子にも同じことをあてがえば……」と、ついフラフラとその魔力に吸い寄せられてしまいます。
いやいや、お父さん、お母さん、ちょっとお待ちください!
その「評判がいい」、いつ、どこの、だれ発信の情報なのでしょう? 

ひとたびネットで「中学受験」を検索すれば、膨大なサイトやブログ、クチコミ投稿がアップされています。

「うちは○○で受かった」「あの塾はダメ、この塾は素晴らしかった」といった刺激的なクチコミ、真偽のわからないトピックスも満載。不思議なもので、調べれば調べるほど、どの方も結局、似たようなサイトに行き着いていきます。
けれども個人の感想など、多数いる中の「サンプル数1」に過ぎません。トップブロガーのお子さんにはハマった勉強方法やステキな学校も、うちの子には1ミリも当てはまらないかもしれません

ついでにいうと、どんなに信頼できるママ友情報だって「サンプル数1」。
先輩ママさんの、
「うちのお姉ちゃんの時はこうだったの。それで合格できたの」
などという体験談は一見効果絶大に思えます。でも、それだって、その家の子には合っていても、あなたのお子さんには合わないかもしれません。

また、学校情報を集めたくて、インターネットのクチコミ投稿サイトを見る人も多いでしょう。でも、少し立ち止まって考えてみてください。
その学校にご縁があった人は良いことしか書かないし、不合格だったり、たまたまトラブルに遭ったりした人は批判的な投稿しかしません。