土の時代の最後にスタートした世界的なSDGsへの取り組み。風の時代の幕開けとともに本格的に動き始めた印象がある。SDGsのゴール達成目標年の2030年まで、残すところあと8年少し。これからどのような変化が見られるのか? 前編「星読み師yuji「風の時代は定型幸せ症候群から脱却!”自分リテラシー”を育てる」に続き、星読み師でヒーラーのyujiさんに、これから訪れると予測される“未来”にもとづき、私たちがおこなうべきマインドセット、そして取るべき行動について伺った。

前編「星読み師yuji「風の時代は定型幸せ症候群から脱却!“自分リテラシー”を育てる」の記事はこちら

yuji/星読み係・ヒーラー

香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は各媒体での連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『星2.0』(光文社)、『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』(講談社)、『yujiの星読み語り』『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』(すべてワニブックス)など。最新刊は『風の時代の未来予測』(講談社)。
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地球中心志向が進んでいく

物質的な豊かさが繁栄した“土の時代”から、知性や精神が重要となってくる“風の時代”へ突入した今。脱物質の象徴でもあるSDGsの動きも活発化してくると思われるが、それは具体的にどのような変化なのか?

「例えば環境問題において、温室効果ガスの削減目標も2030年までに達成する、と宣言されていますが、個人的には、人類が本気で消費生活やライフスタイルに対する概念を変えていかないと、2030年の到達は厳しいだろうなと思っています。たしかに経済の立ち位置は大事です。私たちも食べていかなければいけませんし、生活のために物を手に入れることは必要。でももう少し“地球中心思考”に切り替える必要はあるでしょう。

2024年から冥王星がみずがめ座に入り、その20年後にうお座に入るのですが、このふたつの世界線では、そういった“地球中心思考”が当たり前のものになっているはずです。実際、すでにここ1年ぐらい、前兆として地球に優しいビジネスを始めるところが増えてきていたりもします。2030年にゴールの達成は難しいかもしれませんが、SDGsの流れじたいは今後さらに加速するのではないでしょうか」

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そのため私たちはこれから、物を買うことに対して今までよりも心理的ハードルが圧倒的に高くなっていくだろう、とyujiさんは予測する。

撮影/塚田亮平

「たとえば、今は買い物に課せられているのは消費税だけ。でもこれからは、買うものによって税率が変わってくるかもしれません。作る過程でCO2をたくさん排出するものは税率が高くなるとか、あるいは処分するのに高いお金がかかるとか。そうすると人々は買うという行為にもっと慎重になるでしょう。

結果、物が大量に売れなくなるので単価が上がる。その分メーカーは、もっと良い素材を使って高品質なものを作るようになるかもしれないし、それは地球に優しい素材かもしれない。そんな風に、物を買うことへのハードルが上がることが、良い循環を生む可能性があります。実際に最近、若い人たちは車の所有を望まないなど、消費意識が変わり始めています。

風の時代は2020年12月22日にみずがめ座でグレートコンジャンクションが起きたことにより“開幕”しましたが、次のグレートコンジャンクションが起こる頃、つまり、2040年ごろにはきっと社会の価値観が大きく変わっていることでしょう。

そしてさらに次のグレートコンジャンクションが起こる2040年頃に時代の牽引役となっているのは、2000年頃に生まれたおうし座世代ではないかと。おうし座は“所有・価値観”を表す星で、“おうし座グレートコンジャンクション世代”は生まれた時の星回りから、“価値観刷新の役目を負う”ような特性を持っているから、というのがその主たる理由です。彼らが責任あるポストについているであろう2040年以降の世界は、使いきれないほどのたくさんの物を持つことがカッコいいことではなくなっていたり、それどころか占有が良くないという価値観になっている可能性すらあります。

まさに今、シェアとかコモンズといった言葉やサービスがたくさん出てきていますが、そんなふうに人類全体に、『I』ではなく『WE』視点のコモンズ化が進んでいくんじゃないかと思います」