2021.11.14
# ライフ

「ママは頭が悪いから専業主婦なんだよね」…息子まで歪めてしまった43歳夫の「ヤバすぎるモラハラ」

えいなか プロフィール

子どもたちを傷つけたことは許せない

そんな状況なのに泣くことすらできなくなっていたなんて、いかに辛い環境だったか推し量れます。そこでA子さんの語気が強まりました。

「それに、うちの長男も土下座させられたんです。目指していた高校に入ることができなかったとき『高校からは義務教育じゃない。これまでお前に使ってきた塾代などは全部無駄になった。働いて返してくれても良いんだぞ? お前がどうしてもレベルが低くても高校に行きたいなら、おれにちゃんとお願いしろ』と。これは絶対に許せません。

うちは下の子の方が勉強が得意なのですが、目指していた名門中学に受かったこともあり、どんどん彼に似てきています。兄のことを馬鹿にして喧嘩になったり、私のことも『ママは頭が悪いから専業主婦なんだよね』と言われたことがあります。そういうことを言っても、父からは怒られず、むしろ気に入られるとわかって言っているのです。

その残酷な表情を見て、これはもう本当にまずいと目が覚めました。私だけが傷つくならまだしも、子どもたちもどれほど傷ついたか。そして、それどころかこのままだと子どもたちが人を傷つける人間に育ってしまうとようやくわかったのです。」

A子さんは、お子さんの話を始めると声の力が強くなりました。ご自身の感情はもうわからなくなっていた当時でさえ、お子さんのことを考えると勇気が湧いてきたと言います。

[PHOTO]iStock
 

「いまは実家に身を寄せていますが、仕事も見つかったので早く働き始めようと思います。うちの実家にきて、子どもたちは2人とも気が緩んできたようです。日常的に比較されることがなくなったので兄弟仲も刺々しさがずっと減って、本当によかったです。

これから離婚のために色々やっていかなければならないのですが、毅然とした対応で、自分の人生も取り戻していきたいと思います。今は昔と違って買い物1つ1つのレシートをチェックされるような息苦しさもなくなり、精神的にずっと楽になりました。

GADHAで変わってくれればと思いますが、正直あまり期待はしていません。私は彼を変える責任も義務もないと、今は思えています。」

そう言うA子さんは晴れ晴れとした様子でした。

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