2021.11.14
# ライフ

「ママは頭が悪いから専業主婦なんだよね」…息子まで歪めてしまった43歳夫の「ヤバすぎるモラハラ」

モラハラ・DV加害者などの「変わりたいと願う加害者」が集まる学びのコミュニティGADHAを運営しているえいなかと申します。僕自身もDV加害者として妻を傷つけ、離婚寸前までいき、そこから学び直して関係を再構築できた当事者として、このコミュニティを立ち上げました。

GADHAに参加する方の多くは、パートナーから離婚や別居を突きつけられた方です。あるいは、家に帰ったらパートナーやお子さんがおらず、手紙が置いてあって連絡しても既読もつかなくなっている…というような状況の方もいます。

そんな様々な加害者の方々と話していると、驚くほど多くの共通点があります。本記事では、個人の特定を避けるために実際の事例での事実関係から一部変更した具体的なケースを紹介します。<【前編】42歳の妻が青ざめた…「専業主婦」を見下す43歳エリート夫のヤバすぎるモラハラ>では、加害者の視点からのお話を紹介しました。後編となる本稿では、被害者である妻のA子さんにお話を伺います。

[PHOTO]iStock
 

地獄の生活から子供を守るために逃げ出したA子さん

「付き合った当初は、とても羽振りが良くて、大切にされていると思っていました。高いホテルに行ったり、ディナーに連れて行ってくれたり、サプライズのプレゼントや指輪もくれる、なんというかロマンチックな人でした。」

A子さんは、昔を思い出してちょっと笑いながらそのように話し始めました。

「でも今思えば、あの頃から『私はそんなに高いところに行かなくていい』といっても全然聞いてくれませんでした。実際、あんまり好みじゃないプレゼントをサプライズでもらったりしても困ることもあったのですが…ネックレスなどつけていないと不機嫌になるので、相手をイライラさせないために自分の趣味のものはつけなくなりました。

考えてみると、最初から『私のためではなく見栄のため』『いい彼氏をやるため』『自慢できる彼でいるために』色々してくれていたのだなと思います。私がSNSに載せて、友達からコメントがついているととても自慢げで『いい彼氏を持ってA子は幸せだな』なんて言われて私も呑気に喜んでいたなんて、今となっては思い出したくもないですね。」

ため息をついて話すA子さんの声には、深い後悔が感じられます。これまでのことを思い出しているのか少し沈黙が続きます。

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