「好き」こそが一番の才能なのではないか

「先日、『才能ってなんだろう?』と美容師でもあり人生の先輩でもある方とたまたま話す機会があったんです。特にこの世界にいる人は何かしらの才能を持っていて、それでゴハンを食べている。共通点を考えたとき、みんな絶対に努力を重ねているけど、努力を努力と気づかずに、好きでやっちゃえている。好きだから没頭して、もっとこうなりたいと進んでいったら、気づけばとてつもない高みに上っていた。「好き」こそが一番の才能なのではないかという結論になりました」。

Photo/SHIN ISHIKAWA(Sketch) 

――11月28日よりスタートする『連続ドラマW いりびと―異邦人―』(WOWOW)で主演を務める高畑充希さん。高畑さんが本作で演じるのは、希代の美術蒐集家の孫娘にして美術館の副館長を務める篁菜穂(たかむら・なほ)。祖父の血筋を受け継ぎ、絵画に対するたぐいまれな審美眼を持つ菜穂は、その秀でた才能によって嫉妬や愛憎、欲望の渦中に巻き込まれていく。才能という言葉は、高畑さんのいる世界でも断ち切ることのできないもの。

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「すごい方はたくさんいらっしゃいます。その才能に出会ったとき、私はすごくアガるんですよ。一緒にお仕事できるとなったら、ことさら楽しい時間になると胸が高鳴る。そこに勝ち負けという概念はまったくありません。すごさのベクトルは人によってまったく異なるもので、決して比べられるものでもないですから」

『連続ドラマW いりびと―異邦人―』より

高畑充希(たかはた・みつき)
1991年12月14日生まれ。大阪府出身。2005年、山口百恵トリビュート・ミュージカル「プレイバック part2 〜屋上の天使」のオーディションでグランプリを獲得し、デビュー。2021年は主演ドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)にはじまり、主演ミュージカル『ウェイトレス』で第46回菊田一夫演劇賞を受賞、映画『明日の食卓』『キャラクター』『浜の朝日の嘘つきどもと』が公開。22年夏、ミュージカル『ミス・サイゴン』でキム役として出演。