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「ドクターグリップ」が販売30周年…スマホ全盛時代でも売れ行き好調「意外なワケ」

振ると芯が出る「フレフレ機構」が話題を呼び、透明感のある本体のカラーリングと握りやすい持ち手のラバー仕様で、アラサー世代には懐かしい、いや、今も使っているかもしれない「ドクターグリップ」シリーズ。

しっくりとくる持ち手の太さと回転しやすいペン軸の適度な重さは、文字通りノート取りに宿題、放課後の塾や予備校の課題に忙しい学生の“相棒”となった。

時を超えて「フレシャー」「ドクグリ」の愛称で親しまれるドクターグリップシリーズは、1991年の発売から30周年を迎えた。これからシリーズはどこに向かうのか。

「ハイテクシャーペン」の走りとして

1991年に発売された初代ドクターグリップ
 


1991年に発売された初代ドクターグリップは、ボールペンだった。銀行員などのオフィスワーカーの間では、長時間の複写伝票の処理で繰り返しボールペンを使っていると、肩や腕に負担がかかり、握る手を傷めてしまうことが問題となっていた。

ボールペンといえば、80円前後で売られる簡素な作りの細い軸のペンが主流だった時代。医師の協力を得て人間工学の見地から独自のグリップ径を導き出し、“500円のボールペン”として発売したのが「ドクターグリップ」の元祖となった。

会社員向けだったドクターグリップは、1992年に「ドクターグリップシャープペン」を発売。フレフレ機構を搭載した。

振るとシャーペンの芯が出てくる「フレフレ機構」を搭載した1992年発売のモデル
95年にはゲルインキボールペンが発売

実は、シャープペンシルの常識を塗り替えたドクターグリップのフレフレ機構はドクターグリップ開発に着手する以前から存在する。「フレフレシャープペンシル」という商品だ。そのボディの形をモデルにした新商品も度々世に出ている。2020年には西暦の読みと掛けた「2020(フレフレ)」という商品名のシリーズを販売している。

そして、90年代後半には若者を中心に「スケルトンブーム」があったことを覚えているだろうか。ゲームボーイやたまごっち、G-SHOCKなどヒット商品が透明ボディになって販売されていたが、ドクターグリップも追随するようにスケルトンカラーを販売、中高生の認知度を一気に高めていった。

1999年発売のスケルトンカラーで、中高生の認知度が上昇した

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