2021.11.18
# マンガ

【マンガ】音楽アーティストを支える「A&R」という仕事をご存知ですか?

「アンサングヒーロー」無料公開!

凸凹コンビが音楽業界で成り上がる!

レコード会社を舞台にした熱血スカウトと超問題児アーティストの青春譚「アンサングヒーロー」(うらたにみずき/鯛噛)をご存知だろうか。コミックDAYSで今年7月9日よりWEB連載がスタートし、支持を集めている。

あらすじを見てみよう。

主人公の後免一郎が務めるのは、レコード会社「ガイアミュージック」。アーティストの発掘を担う制作部の新人だが、やる気が空回りし、毎日怒られてばかりの日々。しかしある日、ホームレスの前で路上ライブをする少女・柊ジャムと出会う。彼女は紛れもなく天才だった。この才能を何としても世に出したい!けど、彼女はあまりにも破天荒な性格の持ち主だった…。

「アンサングヒーロー」(講談社)単行本第1巻が11月18日より発売

主人公である後免はレコード会社の制作部、通称「A&R(アーティスト&レパートリー)」と呼ばれる部署に所属している。A&Rは、担当アーティストのCDを作ったり音源を作ったりといった制作や、その音源をいかにして世の中に届けていくか戦略を練る花形的な存在だ。

なかでも、最も大きな仕事のひとつは新人アーティストの発掘と育成。天賦の才がありながらも、埋もれてしまっていた柊木ジャムを、後免は世界的アーティストとして開花させることができるのか――。

担当編集は作品についてこう語る。

「とにかくアツい!!『音楽業界の裏方』に焦点を当てたお仕事もので、レコード会社の新入社員が天才ミュージシャン(暴れん坊)を売るために日々泥臭く駆け回る様子が描かれます。アーティストの為なら両親の説得にも行くし、ボイストレーナーも見つけてくるし、犬の散歩だって代わりにする。もちろんレコーディングやMV撮影でどんな工程が踏まれているかを知ることができるのも魅力の一つです。

華やかなイメージとは程遠い地味な仕事もありますが、その中心にあるのは、『良い音楽を届けたい』という真摯な想い。タイトルの『アンサングヒーロー』は直訳すると『歌われない英雄』であり、『縁の下の力持ち』『影の功労者』という意味があります。天才を輝かせる天才もこの世にはいる。読めば心が熱くなる、そんな作品です」

本日11月18日には単行本第1巻が発売された「アンサングヒーロー」。本記事では原作を担当するうらたにみずきさんのインタビューをお届けする。

 

なぜ「レコード会社」を舞台に?

――本作が連載に至るまでの構想やきっかけについてお聞かせください。

自分がヤンマガの新人賞をとった後、連載の企画を練っている際に担当さんから「こういう企画があるんですけどどうでしょう?」というお話をいただいて、バンドや歌手のお話でなく、レコード会社のお話っていうのは漫画で見たことなかったので面白いと思って始めました。

「アンサングヒーロー」より

――なぜ「音楽」、しかもレコード会社を舞台・テーマに選ばれたのでしょうか。

レコード会社の人達のお仕事は、今まで見たことない世界だから面白そうっていうのと、A&R(アーティスト&レパートリー)というお仕事を知っていく上で、漫画家と編集者の関係に近いものがあると思って、これなら知らない世界でも取材しながら感覚的に描けるかもしれない、という考えでした。

――取材中に見えてきたレコード会社の意外な面などありましたか?

もともと知らないことだらけだったのでほぼ全てのことが新鮮だったんですが、取材させていただいたみなさんが、「A&Rはアーティストの人生を背負っている」ということを仰っていたので、そういう覚悟で仕事に向き合っていることは漫画を描く上で1番大事にしようと思っていますね。

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