2021.11.11
# 住宅ローン

9割の人が気づいていない、住宅ローンで“ハマる人続出”の「3つの落とし穴」

人生の中でも大きい買い物だからこそ
大間 武 プロフィール

そんなある日、戸建てを購入して10年が経過した頃、大阪で地震によりブロック塀が倒壊し女児が亡くなった事故を受けて、外壁の耐久度を上げる修繕を行わないといけない状況になりました。その修繕費はおよそ220万円。住宅購入後の毎月の家計収支はほぼトントンで、貯蓄する余裕がなかったため、220万円の修繕費を捻出する余裕はありません。どう対応すべきか困った河合さんは、筆者の元に相談に来られました。

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あらためて、河合さんの現状を整理してみましょう。最大の問題は、貯金する余裕がない状態であったところに、一時的に大きな支出が発生したことです。その背景として、住宅ローンを限度額まで借入した結果、住宅ローンの返済額が毎月の収入の約半分を占め、毎月の収支がトントン(±0円)となったことがあります。

このようなトラブルは、誰にでも起こりうるものです。住宅の購入を検討している時は、どうしても目先の問題(この価格でこの家を購入すべきかどうか、住宅ローンは組めるのだろう)に重点を置いてしまうため、購入後のコスト(費用)まではなかなか考えが及びません。

今回の例では外壁修繕費用でしたが、その他にもトイレ、浴槽、洗面所、キッチンといった水回りの設備の交換や、ガス給湯器の取替えなど一時支出が予想されます。これらは戸建て、マンションに共通して必要になる可能性があり、また後者に特有の事項としては管理費、修繕積立金の値上げが考えられます。

住宅を購入する段階から、その後の「万が一の支出」に備えて少し余裕がある資金計画を立てておくべきでしょう。

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