ヒョンビンは、最も過酷な海兵隊出身

韓国の軍隊は、陸軍、海軍、空軍、海兵隊の4つに分かれています。なかでもハードなのが海兵隊。いわゆる特殊部隊ですね。肉体的にも精神的にも強靭でないと務まらない、最前線を守るエリート集団です。兵役の期間が終わっても予備役として登録されるため、いつ呼ばれてもいいよう、常に心構えをしておく必要があります。

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『愛の不時着』などで知られる人気俳優のヒョンビンは、この海兵隊出身です。彼は自ら希望して最も過酷な部隊に入隊したことで、「さすが完璧な男は違う!」とさらに世間の評価を高めることになりました。他に、SHINeeのミンホも2019年4月に志願入隊し、2020年11月に除隊しています。

2012年12月、海軍を除隊したヒョンビン。photo/Getty Images
ファンの出迎えに感激し涙するヒョンビン。photo/Getty Images

海兵隊はちょっと特別で、各地に戦友会のような団体があります。街でお祭りをやれば海兵隊のブースが出ますし、学校で文化祭や運動会をやってもブースがある。そうやって兵役を終えた後もお互いに交流して、親睦を深めているんですね。誰もが海兵隊出身であることにプライドを持っていて上下関係も厳しいため、除隊後も軍番(兵士のID)の数字で「どちらが先輩か」をチェックしたりします。

この軍番が記されたプレートですが、兵役中は2枚を首から一緒に下げておき、絶対に外してはいけません。戦闘で兵士が亡くなった時は1つをちぎって持ち帰り、1つを前歯の間に挟んで残します。後で遺体を回収する際、その軍番で誰なのかを確認するためです。私は除隊して10年以上たちますが、まだ自分の軍番を覚えています。