2021.12.04

家賃50万円の「ホテルのような高齢者住宅」に引っ越した夫婦…その後に起こった「悲劇」

夫婦で月額50万円の住宅費

人生最後の10年くらいは、ホテルのように綺麗な施設に住みたい—そんな夢を抱く人は多い。

愛知県の山岡雄三さん(86歳・仮名)と佐代さん(84歳・同)夫妻もそうだった。6年前に思い切って自宅を手放し、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)へ移った。

「貯金は3800万円、年金収入も月35万円ほどありました。どうせ老い先も長くないのだからと、チラシを見て憧れていた高級なところに決めました」(佐代さん)

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夫婦合わせて月額50万円の利用料は、かなりの背伸びだ。けれど毎月の赤字分は、貯金を切り崩せば20年は凌げる。そう計算していた。

だが4年前、不測の事態に襲われる。雄三さんが脳梗塞で倒れ、介護が必要になったのである。佐代さんが続ける。

「夫は体が大きいので、自力の介護には限界がありました。追加料金で介助をお願いしたり、リハビリに通うために介護タクシーを頼まざるを得ず、月々の請求額が10万円も跳ね上がってしまった。何だかんだで、1年で貯金を300万円以上も取り崩すことになりました」

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