2021.11.09
# JR東日本

JR東日本の赤字が止まらない…!半期決算から見えた「苦しい現実」と打開策

新事業にもチャレンジしている

去年の2月に始まった新型コロナの感染拡大で、JR東日本は大幅な需要の減少で、かつてない減収・減益となった。新型コロナの特性についての情報が乏しい中で、先が見えないことによる不安感が蔓延し、一時パニックの様相を呈することもあった。

今年に入ると、緊急事態宣言の発出が続き、すでに感染拡大から1年半も経ってしまった。今年6月末に始まった第5波では、7月以降の感染者の増加がそれ以前に比べて大きく、また全国で急拡大したために経済活動に対する影響は数段大きなものになった。

そのような状況で発表されたJR東日本の半期決算を参考に、同社の現状を分析していきたい。

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史上初、最終赤字が2期続くか?

JR東日本の単体の営業収益は、2019年度の2兆610億円から、2020年度には1兆841億円に57%減少。2021年度の前半期には前年同期の5409億円から7750億円に回復する予測であったが、実際には6256億円までしか増えなかった。通年でも、当初1兆6770億円までの回復が予測されていたが、実績が低迷しているために、今回1兆4910億円に下方修正した。

連結決算でもほぼ同じで、2021年度の営業収益の予測は、当初2兆3260億円だった見込みを、今回2兆570億円に下方修正した。2021年度前半期の営業収益も予測値が1兆830億円であったところ、実際には8778億円にとどまった。

半期の営業利益は、単体では、前年度前半期は2555億円の赤字であったところ、今期は180億円改善して1043億円の赤字に、連結については、前期の2952億円の赤字から1158億円の赤字へと大きく改善した。

半期の最終利益は、単体が前期の1969億円の赤字から今期には1203億円の赤字に、連結では2643億円の赤字から1452億円の赤字に改善した。しかし通年では、会社発足以来、初めて最終赤字が2期続くことになりそうである。

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