2021.11.10
# 中国

日本の「ガチ中華」から、「在日中国人」社会で起きている"巨大な変化"が見えてきた…!

ガチ中華、増加中

東京近郊に「ガチ中華」と呼ばれる中華料理店が増えている。「ガチ中華」とは、一言でいえば「日本人むけにアレンジされていない中華料理」のこと。中華料理の本場、中国から調達した食材や調味料などを使用し、中国とほぼ同じ味つけをしている中華料理だ。

東京都内では、在日中国人が多い新宿、高田馬場、池袋、上野、錦糸町や、近郊では埼玉県川口市などを中心に「ガチ中華」が点在している。伝統的な中国四大料理(北京、上海、四川、広東料理)もあるが、近年増えているのは、中朝国境に住む朝鮮族が食べる料理や、四川料理の中でも火鍋に特化した料理、貴州省の少数民族が食べている料理、福建省の「華僑のふるさと」と呼ばれる福清地方の料理、内陸部の山西省や陝西省が発祥の特徴的な麺料理……など多岐に渡る。

〔PHOTO〕iStock
 

このような傾向はすでに10年ほど前から始まっており、改めて話題にするほどではないと思われるかもしれないが、近年、顕著になってきたのは、中国国内でも数百店舗以上を展開する有名外食チェーンが本格的に日本に進出してきている、ということだ。

進出は中国人の「爆買い」が話題になった2015年頃に始まっており、筆頭に挙げられるのは、東京・池袋に2015年にオープンした四川省発の火鍋チェーン『海底撈火鍋(ハイディ―ラオフォグオ)』だ。その後、中国三大チェーンといわれる『馬子禄 牛肉麺(マーズルー ニウローミエン)』(2017年に神保町に1号店)、『沙県小吃(シャーシエンシャオチー)』(ワンタンや和え麺が有名、2018年に高田馬場に1号店)、『楊銘宇黄燜鶏米飯(ヤンミンユーホワンメンジーミーファン)』(鶏肉の土鍋煮込み料理が有名、2019年に高田馬場に1号店)が次々とオープンした。

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