コロナ対策の1年9ヵ月…ゴールポストが無限に動く「無理ゲー」を日本人はいつまで続けるのか

中川 淳一郎 プロフィール

放送法違反の偏向報道を盲信する大多数

私がCOVID-19について「そこまでヤバくはないのでは……」と思い始めたのは2020年のGW前後のことである。緊急事態宣言は発令されていたが、東京の1日の陽性者数はまだ40人台だったりもした。

当時、イタリアの医療逼迫の様子やアメリカで大量の棺桶が並ぶ映像に加え、志村けんさんが3月末に亡くなったことから、日本でも「恐怖の殺人ウイルス」という設定は確固たるものになっていた。

しかし、数字を見ると1400万都市・東京で陽性者は40人台だったのだ。どう考えても感染症の分類で1類~2類のエボラ出血熱やペスト等と同様に扱うほどヤバいウイルスではない、ということは直感で分かった。

だが、テレビは連日のように岡田晴恵氏や二木芳人氏といった「専門家」を出演させ、さらには「8割おじさん」こと西浦博氏が「何も対策をしなければ42万人が死ぬ」という衝撃の発言をしたことにより、2020年4月中旬以降、日本はパニックに陥った。

そんな状況にあったが、どうしても私には実感として、このウイルスがそこまでヤバいものとは思えなかった。だからこそ、6月以降は「そこまでビビる必要はないのでは」といった論調で原稿を書いたし、ツイッターでも発言を続けてきた。

しかし、こうした行為は完全にバイオテロリスト扱いされ、他人様の命を軽視する極悪卑劣な鬼畜、といった看做されるようになる。常に誰かから叩かれるし、実際の知人からもツイッター上で「貴殿の発言は社会にとって有害である」と言われる始末。

この頃は「ステイホーム」の段階で、世間は飲み会など開く雰囲気ではなかった。よって会う人間は家族に限られるような状態だったが、私は実は連日のように酒を飲んでいた。何しろ私は打ち合わせは居酒屋でやる人間のため、なじみの店で飲み続けていたのである。こうした店は常連の知り合いも多く、店内ではマスクなどせず、普通に酒を飲んでいた。

だが、初夏を越えると世界各国の状況が悪化していき、世間の空気はますます「コロナはヤバ過ぎる」「マスクは常時着用」「イベントは禁止」といった自粛方向に完全に舵を切っていった。そんな中で「やり過ぎでは……」と意見を述べようにも、「お前は殺人鬼だ」の一言でこちらは撃沈である。

 

実生活で「コロナってそこまでヤバくないのでは?」と言うことが憚られる中、ツイッター上では不思議な動きが出ていた。この騒動に疑問を抱く人々が次々とIDを開設し、連携していったのである。私も彼らと相互フォロー関係になり、日々「負け犬」同士で傷をなめ合った。

こうした人々を見て分かるのは、情報をキチンと収集しているということだ。何しろヘタすりゃ殺人鬼扱いされるものだから、様々な記事、そして厚労省の陽性者・重症者・死者等の年代別データやWorldmeterといった世界のコロナ陽性者に関するデータ、さらには「人流」とコロナの相関関係を示すグーグルのデータなどもチェックし、「あなたはコロナを甘く見過ぎています! 殺人鬼です!」という批判にファクトベースで対抗したのである。

しかし、メディアと専門家と政治家と役人が煽る恐怖により、我々が何を言おうが全て妄言扱いされた。

一方、コロナを恐れ過ぎる人間は「テレビでそう言っていた」程度の知識しかない場合が多い。コロナ報道において、免許制であるテレビが、放送法違反の偏向報道をしまくったということは後に検証されることだろう。

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