2021.11.09

新朝ドラ『カムカムエヴリバディ』 上白石萌音と松村北斗の「想定外」の胸キュン力

絶対見るべき3つの理由

今後の人気上昇が確信できる

11月1日からスタートした朝ドラことNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。ここ最近の、朝ドラ視聴率の下降が止まらない流れを受けて、初週は視聴率が15%を切る日も出るなど非常に厳しい船出となった。

が、先週の5話を見て、多くの人が今後の人気上昇を確信したのではないだろうか。ネット上には「わずか1週間でハマりました!」、「朝ドラは始まって1週間は馴染めず我慢して見ることが多いけど、1週で来週が待ち遠しくなるのも珍しい」、「正統派なキラキラ具合に毎朝見るのが楽しみになっている」など、素直に「面白い」「楽しみ」という声が踊っている。個人的にも、久しぶりに「気持ちがアガるから見てほしい!」と薦めたい一作だ。

そこであらためて、先週からの放送を見逃した人たちに『カムカムエヴリバディ』の何がそんなに良いのかお伝えしたいと思う。そのポイントは様々にあるが、大きくは下記の3つだと感じている。

朝ドラ史上初となる3人ヒロイン。左から、川栄李奈・上白石萌音・深津絵里。NHK連続テレビ小説『かむかむエヴリバディ』公式HPより。
 

1.展開が早くイライラしない

今回の朝ドラは、一人のヒロインの人生を描いてきたこれまでと違い、三代に渡るヒロインを描くという異色の取り組みがなされている。

舞台は昭和の初期からスタート。ラジオを通して英語と出会った安子(上白石萌音)、その娘・るい(深津絵里)、そしてるいの娘・ひなた(川栄李奈)という3人の女性の、恋に仕事に自分らしく生きようとする姿が描かれる予定だ。

もうお分かりのように、今作は半年の間に3人の人生を描かなければならない。当然のんびりとはしていられない。それゆえとにかく展開が早いのだ。1週目にして運命の相手と、安子の人生を左右する英語にも出会い、かつ恋の横やりも入るがすぐに持ち直して良かった良かった、……とイベントぎっしりだ。

最近は、ヒロインが“やりたいこと”に出会うまでがとにかく丁寧に描かれ、時間がかかる傾向があった。しかし、どんな情報も知りたいと思った瞬間すぐに手に入れられる昨今。私たちは、まどろっこしさというものに対して忍耐力が薄れている。それゆえ、この『カムカムエヴリバディ』の展開の早さはある意味、今の時代に非常に合っていると言えるだろう。

とはいえ、決して単なる駆け足朝ドラではなく、要所要所でキュンとさせる英語のセリフを絡めるなど見せ方が非常に工夫されている点も秀逸なドラマなのだ。

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