「財務省の言いなり」予算編成に警戒せよ…岸田政権「公約破り」の懸念をどう払拭するか

不安だらけの補正予算

今週10日に特別国会が召集される。この特別国会で、岸田自民党総裁が内閣総理大臣として指名されることになる。

また、補正予算は待ったなしだ。総選挙で約束した大型景気対策をやってもらわないと困る。一方で財務省は、事業費を膨らませても真水を少なくしたり、前年度の使い残しの振替等の予算手法で可能な限り真の予算規模を小さくしたいだろう。

あまりに財務省の言いなりになると、自民党は公約を実行しないという批判がおき、来年の参議院選挙は岸田政権では戦えないという自民党内の意見も出てくるかもしれない。

補正予算の規模は、真水ベースで30兆円以上だ。というのは、GDPギャップは35兆円程度あるからだ。

 

しかし、10月11日の筆者記事〈財務事務次官「異例の論考」に思わず失笑…もはや隠蔽工作レベルの「財政再建論」〉でも手厳しく批判した矢野康治事務次官はおとがめなしで、補正予算編成に従事しているようだ。となると、本当に国民が総選挙で臨んだ補正予算ができるかどうか、心許ない。

そもそも、矢野氏には申し訳ないが、会計学の基本すら危ういレベルなので、きちんと仕事ができるのかというレベルだ。安倍晋三元首相も、月刊誌「WILL」21年12月号において、矢野氏は「(手法と主張の)二つの間違いがある」としている。

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