2021.11.22
# 日本株

投資歴37年・資産4億円の「桐谷さん」が「株価暴落」の時に考えていること

何年か一度、それは必ず訪れる
桐谷 広人 プロフィール

私は「農業的投資」タイプ

――なるほど。しかし、下がってきた銘柄を買うのは勇気がいるのではないですか?

桐谷:ええ。「損切り」が大事と考える人なんかは、逆に「下がったら売れ」と言いますよね。コロナショックの時なんかは、日経平均株価が1万6500円台まで下がりました。でも、私からすると、下がった時点で売ってしまうと、損が確定してしまうんですよ。

投資には、「狩猟的投資」と「農業的投資」の2タイプの投資方法があると考えています。狩猟的な投資家というのは、高い株をより高く売って利益を得ようと考えている売却益狙いの人たちで、投資で何十億も儲けるような天才的な人たちは皆このタイプです。

彼らは、既にある程度高い価格を付けている株に、何か好材料が出てきて、今後さらに高くなると予想できる時に飛びつくわけです。逆に、何か悪い材料が出てきて、一旦株価が下がり出したら、どこまで下がるか分からないので、損切りのタイミングが大事になってくる。彼らは、わずかな株価の上下に常に目を光らせていて、急に総理大臣が辞めたりすると慌てふためくわけです。

取材時にもたくさんの株主優待券を見せてくれた
 

一方、現在の私は、たくさん種を撒いておいて、一定期間ごとに確実に収穫しようという農業的な投資方法を実践してます。株主優待のある株を中心に1000銘柄以上保有し、株主優待で人生を楽しむという方針です。

大儲けはできませんが、楽しく生きることができればそれでいいんです。昨日も、優待券を使って木場で映画を観て、グルメ杵屋の株主優待券を使って「鴨せいろそば」を食べました。

値上がり益は当てにしてないので、株価が上がっても下がっても一喜一憂することはない。下がっている時は、むしろ、新たな優待株を安く買うチャンスなんです。同じ優待を得るなら、より安い時に買った方が利回りが良くなりますからね。

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