【スナック千代子へいらっしゃい #33 アイツの夢を守りたい】

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、ファンタジーな世界を信じる子どもにどこまで本当のことを伝えていいか迷う千代子さんのエピソードです(漫画は次ページに掲載)。

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子どものワクワクを奪いたくない

6歳の息子・まめ(愛称)はサンタクロースや妖精や妖怪の存在を信じているピュアなお年頃まっさかり。ゾンビやお化けに対しては「こんなのつくりものでしょ」などとドライに切り捨てるくせに、どうしたことでしょう。

「存在しないんだよ」と言ってしまうのは簡単ですが、妖精を捕まえるために試行錯誤を重ねて立派な罠を作ったり、サンタクロースに細かく要望を伝えるために語彙を増やそうと勉強したりするその努力は絶対に無駄にならないと思うし、なにより信じている時期にしか味わえないワクワクを親都合で奪い取るなんてできません。のちに成長した我が子から、「いつまでも本当のことを教えてくれないなんて!」となじられることになったとしても、です。

存在しないという証明ができない以上、居ないのだと言い切ることもできませんし。だからその手のことに関して質問をされる、とたいへん困ります。

そんな面倒くさいことをぐるぐると考えてばかりの私とは違い、夫は怯まずバッサリと返します。あまりの速さに、適当な嘘で誤魔化してるんじゃないだろうな!? と焦る場面もありますが……妖怪に関する息子からの質問に対する答えがなんというか絶妙すぎて私まで納得

人も長く生きればそれだけ妖怪に近くなっていくのかもしれません。自分のことは往々にしてよく見えないものですからね……。