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「デイサービスに行きたくない」85歳夫と「介護に限界」妻の埋まらない溝が生んだ悲劇

在宅か施設、どちらが正解か

在宅で見るか、それとも施設に頼るか。

家族に介護が必要な人が出ると、多くの人が悩むのがここではないでしょうか。国は在宅を推進していますし、家族としてもできる限り自宅で過ごさせてあげたいと考える人もきっと多いと思います。

施設に入所した場合、介護自体は業者に任せられるので、介護者の肉体的な負担は減るものの、認知症などの症状がない場合など特にそうなのですが、家族を施設に入れることに対して負い目を感じる人も少なくないかもしれません。

どちらが正解というものではありません。

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また、施設に入れるためにはそれなりの費用がかかります。年金など老後の収入が充分なケースを除き、経済的な事情で在宅での介護を選ぶ人もいるでしょう。

どちらが正解と言うことはできません。ある程度まで要介護度が進んでしまうと、経済的な面でも実は施設に入るより、在宅介護の負担のほうが重くなる場合もあります。

加えて、介護度が進み、にっちもさっちもいかなくなって施設を探し始めると、希望する施設に入れないリスクもあるのです。こうなってしまっては手遅れになりかねません。

これから紹介する、佐々木さん一家(名前はすべて仮名)のケースがまさにそんな例と言えるでしょう。

【登場人物と周辺状況】
夫 佐々木健雄さん 85歳 要介護5 月々の年金25万 認知症ではない
妻    純江さん 80歳 要支援2 月々の年金10万 認知症ではない
ひと月の世帯収入 35万 一年の世帯収入 420万

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