2021.11.05
# 韓国

韓国経済、ここへきて再び「深刻な景気後退」の局面に…背景にある「3つの要因」

数字から見えること

成長率が低下

韓国ではコロナ禍がなかなかおさまらず、月別の新規感染者数も2021年9月はこれまでで最も多い5万9899人となった。10月は若干おさまったがそれでも高水準であることには違いはない。

このようにコロナ禍が依然として収束せず、経済にも制約がかけられているなか、韓国経済はどのように推移しているのだろうか。10月26日に韓国銀行から公表された「2021年第3四半期(7~9月期)実質国内総生産(速報)」、10月29日に統計庁より公表された「2021年9月 産業活動動向」から、最新の景気動向を見てみよう。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

まずGDPの動きを見てみよう。2021年の7-9月期のGDPは季節調整済前期比で0.3%、年率で1.2%の増加であった。GDPは2021年4-6月期が年率3.1%、同年1-3月期がやはり年率で7.1%であったので、これらに比べると7~9月期は緩やかな伸びにとどまった。2021年1-3月期や4-6月期は2020年にコロナ禍で大きくGDPが落ち込んだ反動により高い値が出たことは否めない。

しかし2021年7~9月期は年率で1.2%と、韓国の潜在成長率といわれている2.5%を下回ったことを勘案すれば、これまで見られてきた力強い回復の動きは見られなくなり、景気は停滞気味になってきたようである。

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