M5超えの「巨大地震」は、年内にやってくる…次に災害におそわれる「大都市の名前」

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こうした地理的要因があった鎌倉は、大正関東地震において「建物の倒壊」「火災による焼失」「津波による流失」という三重の被害を受けている。これは被災地の中でも珍しく、犠牲者の多かった東京でも津波による被害は少なかった。

当時から地形は変わっていないため、いま関東大地震が鎌倉を襲ったら被害規模は大きくなるに違いない。

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鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮へ向かう小町通りは、いつ訪れても家族やカップルなど多くの人で賑わっているが、大惨事になるはずだ。

15分で津波が来る

「お土産屋などの店舗を中心に建物が密集しているため、耐震性の低い建物は倒壊する危険があります。それに伴って延焼火災が起こったり、巻き込まれたりする人も出る可能性があります。

高台や鉄骨構造のビルなど安全な場所に避難する必要がありますが、土地勘のない観光客は判断できない。人出の多い休日の日中などでは、パニックによる被害拡大も予想されます」(危機管理アドバイザーの和田隆昌氏)

長谷寺や銭洗弁天といった鎌倉を代表する歴史的建造物も、ことごとく崩壊する可能性が高い。鎌倉国宝館学芸員の浪川幹夫氏はこう解説する。

「大正関東地震では、鶴岡八幡宮の舞殿(舞楽を行うための建物)が倒壊し、入り口の楼門も倒れてしまいました」

山の近くにいる場合、土砂崩れにも警戒しなければならない。

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