知らないと損する…年金をもらいながら「生活保護」も受けられる、意外な制度

突然の災害に困らないようにするための方法は前編の「災害大国の日本で…「水害」「盗難」などからも身を守る火災保険、”選び方の凄ワザ”」でお伝えしたとおりだ。後編では、年金暮らしの人が生活保護を受ける方法をお伝えする。

貯金がどんどんなくなる不安

1年前、茨城県在住の田中さん夫婦の生活は想像を絶する苦しいものだった。八百屋を営んでいた夫・義男さん(72歳・仮名)と妻・涼子さん(78歳・仮名)の二人の国民年金はあわせても月に13万円しかない。

生活費を補填するため、義男さんは近所の業務スーパーでアルバイトをしていたが、それでも世帯収入20万円足らずだった。さらに昨年、義男さんはまさかの出来事に襲われてしまう。

「コロナに感染してしまったんです。幸い軽症でしたが、職場では私が初めての感染でした。田舎だから感染者への周りの視線は厳しく、回復した後も復帰する勇気を持てなかった。うつ病にかかってしまい、パートをやめたんです」(義男さん)

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夫婦は食費を切り詰めたが、それでも少ない貯金がどんどん目減りした。こんな経済状況で病気にでもかかったらどうなるのか。田中さん夫婦の眠れない夜が続いた。

しかし、いま現在、妻・涼子さんの顔は晴れやかだ。

「昨年暮れに生活保護を申請したのです。当時はほぼ一文無しだった私たちですが、逆に貯金があったら申請は通らなかった。勇気を出して申請して本当に良かったです。いま、受給前に抱えていた不安はなくなりました」

生活保護受給で気をつけたいのが、田中さん夫婦のように「年金をもらいながらでも受給できる」という点だ。前出の黒田尚子氏が言う。

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