管理規約を破った住民のせいで、高級マンションが大混乱に陥ったワケ

祖堅 千鶴子 プロフィール

再びA氏に面談を申し込み、新しく判明した事実、法律、管理規約に基づいて撤去をお願いすることにしました。

 

割れる理事たちの意見

面談に先立ち、理事さんたちと打ち合わせをすることになり、面談の時にA氏に通知する事項の確認をしました。A氏の建築士の主張は間違いで、市の建築局が建築物と判断したこと。規約、使用細則、法律それぞれに違反する条項をあげ説明すること。A氏に撤去するしかないことを通知する、ということまではまとまりましたが、ではいつまでに撤去してもらうのかという話になりました。

私「管理規約や法律に反することですから、組合からは、速やかにということしか言えないです」

理事A「1年くらいの猶予はどうだろう」

私「その1年に何かあったら、組合が責任を負うということになるのでしょうか」

理事B「それは総会で決めるべきだ。理事会で決めることではないなら、総会に諮ってみんなで決める。それが自治管理の原則だ」

私「こういうことは、住民同士では荷が重すぎるのではないでしょうか。弁護士とか第三者に入っていただいて交渉し、条件が整ったら総会に諮ることにしてはいかがでしょう」

理事C「自分は、A氏が撤去に応じるとは思えない。もう裁判しかないのではないか」

理事B「住民同士で裁判なんてとんでもない話だ」

理事A「それでは前期と同じでA氏が頑なになってしまう。気持ちよく撤去してもらうために今期は柔軟に接してきた」

理事C「それができればそれに越したことはない。しかし無理だと思うし、もう自分たちの任期も残り少なくなってきた。それも考えなければいけないのでは」

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