日本の「製造業」、じつはこれから「黄金時代」がやってくる…!

そして「日本品質」が優位になる
大原 浩 プロフィール

「ニッポン入っている」だが

それに対して、ハードウェアは「物理的に消耗」したり「故障」するのが宿命だ。だから、まったく同じハードだとしても「買い替え」ニーズが発生する。

バフェットが好むコカ・コーラのような飲料やジレットの髭剃りほど頻繁な需要(買い替え)があるわけではないが、パソコンなどは数年単位で買い替えるのが普通だ。

しかも、現在の半導体を始めとする「コンピュータハード産業」は、製品の検査に電子顕微鏡が使われるほど微細な世界だ。

だから、7月11日公開「日本の『お家芸』製造業、じつはここへきて『圧倒的な世界1位』になっていた…!」のような高い技術を持つ日本の製造業は圧倒的に有利だ。

ただ、「日本入っている」を支える半導体素材、部品、製造装置などの分野で日本は圧倒的だが、完成品の半導体においてはそうではない。

台湾・TSMCの工場の日本への誘致は「安全保障」面で有効な政策だと思うが、そのような多額の予算があるのならば、日本企業主導で「日の丸(半導体)完成品メーカー」を立ち上げるべきではないかとも思える。

 

日本にはトヨタ自動車(5月18日公開「水素エンジンはハイブリッドのように大ブレイクするか?」など参照)のように優れた「完成品メーカー」が存在するのだ。

日本に優れた「半導体完成品メーカー」が出現するのは、前記記事の副題「トヨタは『ベンチがあほ』でも野球する」のような気概を持ったメーカーの登場を待たねばならないのだろうか?

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