日本の「製造業」、じつはこれから「黄金時代」がやってくる…!

そして「日本品質」が優位になる
大原 浩 プロフィール

ソフトがハードのおまけに?

マイクロソフトがOSの世界で覇権を握ることができたのは、当時「ソフトはハードのおまけでハードさえ押さえればあとは『下請け』に任せてもよい」という判断ミスをIBMが下したことが大きい。しかもIBMは利幅の厚い大型汎用コンピュータではない、細かい「パソコン」の商売には熱意が無かった。

その当時のIBMを愚かだと笑うことは簡単だが、OSを始めとするソフトウェアがコンピュータ業界の覇権を握るカギになるなどということは、ほとんどだれも考えていなかったのだ。

そして、その逆の流れが現在進行しているというのが私の見立てだ。

まず、OSを始めとするソフトウェアが成熟化したことがあげられる。ウィンドウズが代表的だが、バージョンアップが行われても以前のようなフィーバーが無くなった。最近のバージョンアップでは、かえって「使いにくくなっている」というのが正直な感想だ。

もちろん、細かい部分では改良の余地があるであろうが、各種ソフトも基本的なタイプは出そろった感じがあり、もう「革命」と呼べるようなソフトは登場しないかもしれない。

 

そして、ソフトウェアは一度制作すれば、そのプログラムを寸分たがわずコピーして永遠に供給することができる。これまで機能の改善が目覚ましかったので目立たなかったのだが、「大量に同じものが供給」されれば価格が下落するのが市場原理である。

これまで、一度作ったものをただコピーするだけで莫大な利益を上げてきたソフトウェア企業のビジネスモデルが激変するかもしれない。

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